ペット似顔絵 下描きから完成迄の制作工程

ペット似顔絵のモデルになって頂いた、あんちゃんの似顔絵です。


 ペット似顔絵参考写真


 下描きです。

 あんちゃんの笑顔を描きたくて、この写真を選ばせていただきました。

体とのバランスを考えながらデッサンしました。

首を傾げているところがあんちゃんらしくて可愛いですね。

構想としては、公園のお砂場で遊んでいるあんちゃんです。


  薄く色を塗って行きます。

デッサン的には、まだまだ甘いですが彩色と並行して、修正しながら仕上げて行くという手法でやって行こうと思います。

あんちゃんの毛色は、非常に特徴的で、首と足を除いた体の部分がクリーム色っぽくて、しかもポワポワで、ヌイグルミ感をさらに増している様に感じます。

 


  毛並みも少しづつ描いて行きます。

細筆で流れに沿って毛並みを塗り重ねて行きます。

この時、はみ出しを恐れず、勢いよくリズムに乗って描いて行きます。

心地よい軽快な音楽をBGMにすると良いかもです。

 ✳️ こちらに掲載している画像は、実際の制作過程のほんの一部です。

ペット似顔絵ですから、主役であるペットちゃんに最も制作時間をかけております。

時間をかければかけるだけ写実的な仕上がりになります。

お客様の大切な大切なご家族の似顔絵ですから、じっくり時間をかけて一筆一筆心を込めて描かせて頂きたいのです。


 さらに細部を描き込んで行き、濃い部分、薄い所、光と影を意識して立体感を表現して行きます。

お顔と体のクリーム色の部分は、毛並みが全然違うので、タッチを変えながら表現して行きます。

あんちゃんの名前入りのペンダントが付いた素敵なカラーも仕上げて行きます。金属部分の質感を出します。


 滑り台、ブランコ、砂場、お花の下絵を描いて行きます。

バランスを考えながら配置して行きます。

あんちゃんはほぼ仕上がりましたが、最後の仕上げの段階でまだまだ修正が出てくると思いますが、この辺で背景を描いて行きます。

 


  芝生の緑、空の青、砂場の部分を薄く塗ります。

先の下書きで砂場を四角くしましたが、もう少し広がりを出したくて砂場の形を変更しました。

この様な変更や修正等は、描きながら全体を見て結構頻繁に行っています。

ですが、ついやりすぎてしまい、ウァーやっぱ最初のデッサンが一番良かったよぉ〜!(>_<)

などという事も日常茶飯事でございます。


 

草や木、砂場の部分を少しづつ描いて行きます。

砂場には、後でお名前を入れますので、右隅の所を少し薄めにしてあります。


  滑り台を描きます。

滑り台は、あんちゃんのイメージに合わせてピンクと水色にしました。


 ブランコを描いて行きます。

ブランコは暖かみを表現しようと思い、木製のブランコにしました。


 あんちゃんが使うシャベルを描いて行きます。

あんちゃんの足跡も描いて見ました。

足跡は、あまり多くてもうるさい感じになるので、適度に入れます。


 ピンクのバケツも描いてみました。


 チューリップとジョウロも描いてみました。

ジョウロをあんちゃんの真ん前に置く事で、ちょっと動きを出してみました。


 マーガレットの花も描いて行きます。

黄色いのチューリップの前にもう一本重ねて描き、奥行きを出します。


 チューリップの香りに誘われて来た蝶々も描きました。

最初の構想にはなかったのですが、あんちゃんの周りに蝶々がいたら良いなぁと思いました。


 あんちゃんの近くに遊びに来た紋白蝶とマーガレットにも蝶々を追加しました。


 ブランコに青い鳥と黄色い鳥、砂に「あんこ」と描いて完成です。

こちらも鳥は構想になかったのですが、あんちゃんを見ているうちに描きたくなってしまいました。

あんこの文字は、砂に直接描いた様に表現しました。


 こちらの作品の制作時間は約95時間です。

あんちゃんのお顔はぬいぐるみのように可愛らしくて、元のお写真の可愛さにはどうしてもかなわないですね・・・・。


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