ペット似顔絵 下描きから完成迄の制作工程 3
ペット似顔絵のモデルになって頂いた、あんちゃんの似顔絵(コミックタッチ)です。
まず下書きです。今回は、大きな木に吊るしたブランコにあんちゃんが乗って遊んでいる、蝶々が飛んでいてお花も咲いている・・
という構想で制作いたしました。ここで、しっかりと構図を決めておきます。
納得するまで試行錯誤します。もちろん最初のひらめきで一発で決まる事もあります。
(そんな時は、勝手に自画自賛して密かにほくそ笑んでおります)
下絵がバッチリ決まりましたら、今回はコミックタッチですので、ペンで描いて行きます。
まずは、あんちゃんとブランコにペン入れをしました。やや抑揚(強弱)をつけた柔らかいタッチで描いて行きます。
さらに、蝶々やお花、ブランコが吊るしてある木の葉っぱを入れて行きます。
ブランコを吊るした木の枝が見えても良いんですが、画面が窮屈になりそうだったので、葉っぱだけにしました。
主な線が入ったところで、下絵の線を消して彩色に入ります。彩色には、主に透明水彩を使用しました。
まず、あんちゃんから最初は薄く塗って行きます。
徐々に色を濃くして行きます。透明水彩は、塗り重ねるごとに色が濃く深みが出てきます。
胸のリボンは、ピンクにしました。
続いて、お花や蝶々、木の葉っぱ等を塗って行きます。
木の葉は、ペンの線が入ってないところにも追加で葉を描きました。
ここも下の色が透けながら重ね塗り効果が得られる透明水彩の特性を生かしています。
葉の色は緑に拘らず、光を意識して、水色等も混ぜてみました。
チューリップ等も色を塗り重ねて立体感を出しています。
ブランコの板やロープの部分を書き入れて行きます。
ブランコの板は平らな板ではなく、手作り感を出したかったので、あんちゃんのイメージに合わせて、やや丸みを帯びた様にしました。
背景に色を置いて行きます。背景の構想は、青空と小さなお花と緑です。
ですがここも緑だけではなく、黄色やオレンジ等暖色系も適当に混ぜています。
透明水彩の特性を生かして、背景に色を重ねて行きます。
青空にお日様を入れました。
お日様の光はあまりギンギラギンにしすぎるとそっちに目が奪われてしまいますので、さり気なく入れましょう。
そして、なんとここで気づいたのですが、あんちゃんのお腹というか体は白じゃなくて全体的にクリーム色がかっていたんですね!(゚o゚;;😨
勝手な先入観で描いてしまいました(>人<;)
この場をお借り致しましてあんこ様には深くお詫びいたします!!🙇♂️ 即!! 修正をさせて頂きました。
皆様もどうかお気をつけ下さいませ。
そして、お名前を入れました。
最後に正面を向いて、こちらを楽しそうに可愛く見ているあんちゃんのお顔を描いて見ました。
以上です。
あんこ様、似顔絵モデルにご協力頂きまして、誠にありがとうございました!!💕